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【ミッフィーの絵本をつくる!】ブルーナさんの原画技法に子供たちが挑戦!

2019年11月9日

【ミッフィーの絵本をつくる!】ブルーナさんの原画技法に子供たちが挑戦!

【2019/11/9モネスク教室風景(土曜ワークショップクラス)】

今回のワークショップクラスでは、子供だけでなく大人でもファンの多い
「ミッフィー」をテーマにレッスンを行いました!

私が最も尊敬するデザイナーで深く影響を受けました、オランダのデザイナー
「ディック・ブルーナ」さんが描いた絵本、ウサギの女の子のキャラクター「ナインチェ・プラウス 」
日本では「ミッフィー」として親しまれていますね!(日本語版の絵本では「うさこちゃん」として登場しています)

一見シンプルなキャラクターですが、実は奥深いデザインと色使い、そして技法によって描かれているんです!
そんなミッフィーのキャラクターを中心に、ブルーナさんが実際に描いた
原画技法に基づいて子供達にキャラクター絵画と絵本作りにも挑戦いただきました!

今回の制作ポイントは、「ブルーナカラー」といわれる6色の限定した色使い
フィルムシートを用いた着色技法です!

⓵キャラクターを下書きする


今回はオリジナルの絵本と同様「約15cm四方」の正方形サイズで絵本作りに挑戦しました!
まず、白い紙に鉛筆でキャラクターを描きます。
練習を兼ねて何度も描いてOK!(ブルーナさんも一つのミッフィーを描くのに何枚も下書きを描いたそうです)気に入った一枚を選びました!

⓶輪郭を転写する


ここでブルーナさんが実際に行った技法ですが、白い紙に下書きした後、気に入ったキャラクターを選びます。
デコボコとしたテクスチャーのある白い紙の上に、下書きした紙をのせ
鉛筆などで力を込めてなぞります。(へこんだ)線跡にペン入れをします。
ゆっくりゆっくりと手の震えが伝わるほどゆっくり描いたそうです。
ペン入れをした原画はデータとして取り込まれ、透明のフィルムシートに転写されます。

生徒さんも気にいった下書きを選び、フィルムシートに挟みます。
今回子供達にも使用しやすい、少し柔らかく透明度の高いPPシートクリアファイルを
カットして使用しました!テープで閉じてカットすればA3サイズのファイルから
約15cm四方のシートが4つ切り出せます!

プラ板でもいいのですが挟めるファイルは、子供たちでも使用しやすいですね!

いよいよ下書きの線をもとに「黒の油性マーカー」でゆっくりなぞります。
(原画技法の転写する部分になります)これでキャラクターの輪郭が完成です!

⓷キャラクターに着色する


今回ブルーナカラー(ちょっと黄味がかった赤・黄・青・緑・茶色・灰色)から
5色の折り紙を用意しました。
(15cm四方の折り紙は、今回つくる約15cm四方の
絵本サイズにちょうどぴったりで使いやすいです!)

キャラクターの服や、乗り物の色などを選びます。
(ブルーナさんもこうやって6色の色から選びました!)
服の場合、キャラクターが着ている服のみのアウトラインを折り紙の上に描いて
ハサミでカットします。
そしてクリアファイルの1枚目裏側から透明テープで貼り付けます。

色紙を切り出す方法ですが、
カーボン紙で原画をもとにトレースしてもOKですし
色紙に直接のせて透けて見えるアウトラインをなぞってもOKです!
同様に顔や足なども切り出して、クリアファイルに貼り付けます。

⓸背景を着色する


背景もブルーナカラーから好きな色のを選んで
ファイルに挟みます(キャラクターの後ろのレイヤーになるようにします)
完成した一枚の絵は絵本の表紙にしました!生徒さんが考える好きなタイトルをつけました!

同様に2ページ目、3ページ目のキャラクターをつくり、ストーリーも生徒さん自身でつくりました!透明のテープで貼り合わせて製本します。

最後には生徒さん自身の手で、自分たちの本を陳列し販売する本屋さんが作られました!
看板やポップをつくり値段をつける生徒さんも!子供たちのアイデアにはいつも驚かされます!

子供たちがつくる世界に一つ「ミッフィー」の絵本が完成しました!

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