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2023年9月30日
土曜のカリキュラム
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土曜のカリキュラム
2020年2月8日
【子供たちが油絵風・本格的《ゴッホのヒマワリ》を描きました!】
今回のワークショップクラスでは、ゴッホをテーマに
子供達でも描くことができる方法をお教えし、みんなでゴッホの代表作のひとつ「ひまわり」を描きました!
以前モネスクのレッスンでも何度か「ゴッホのヒマワリ」を制作してきました!
(過去のレッスンのようすもご覧ください♪)
ゴッホの「ひまわり」は、実は5点存在していることは有名ですね!
(幻のひまわり2点を含めると合計7点、世界中に散ってしまったひまわりですが、徳島の大塚国際美術館では
幻のひまわり2点を含めた「ヒマワリ7点」を、陶板磁器の転写により細部まで再現された作品を一堂に鑑賞することができます!)
これらの「ひまわり」はもともと、ゴーギャンとの共同生活に期待したゴッホが
部屋を華やかに飾る為、ゴーギャンの為に描かれたものといわれています。
残念なことにゴーギャンとの共同生活は破綻してしまい、あの有名な「耳切り事件」が起きてしまい
「ひまわり」の制作背景には美しくも切ないストーリーがあるのですが、ゴッホにとってはかなり思い入れのある作品のようです。
私自身もイギリス滞在中には、ロンドンのナショナルギャラリーを訪れた際には、必ずゴッホのヒマワリを鑑賞しました。
見る度に新たな発見があり新鮮で、心をつかんで離さない特別な魅力があります。
ちょうど「ゴッホ展」が開催中です!(兵庫県立美術館で2020年1月25日~3月29日まで)
初期の作品も多く展示され、ゴッホ独自のスタイルを確立するまでの過程を知ることができる
展示会となっているようです。この機会に見に行かれてはいかがでしょうか♪
生徒の皆さんには、5つのヒマワリやゴッホについてのストーリーを説明し制作を始めました!
一見大人でも描くことが難しそうに見える「ひまわり」ですが、
子供達でも簡単に描くことができる方法をお教えしました♪
⓵背景を描く
今回はヒマワリの黄色をより美しく目立たせる為、
アメリカのフィラデルフィア美術館に所蔵されている「ひまわり」のように「青緑色」の背景にしたいと思います!
まずは、A3の厚紙に絵の具をペイントします。乾かす十分な時間があれば色を重ねて分厚く塗り重ねてもいいですね!
(ポスターカラー絵の具を使用しています)
⓶テーブルを描く
テーブルは別紙(白い画用紙)の上部淵にクレパスで線を描きます。(黒や茶系・ブルー系がいいでしょうか)
アウトラインをしっかりと描く、ゴッホの特徴的な描き方をここで表現しました。
テーブルの色は、黄色と少しの茶色(アクリル絵の具を混ぜました)をパレットに入れますが
完全に混ぜないで、黄色と茶色の量を調整しながら小さく絵の具を乗せるようにペイントします。
この色ムラや厚めにのせた絵の具がゴッホ風(油絵風)の表現となります。
⓷花瓶を描く
花瓶は別紙(白い画用紙)であらかじめ用意しました。
こちらもクレパスでしっかり縁取りし、クレパスや絵の具をつかって好きな色にペイントしました。
(水は少なめ、茶系はアクリル絵の具を使用しました。横に少しずつ筆を動かすといい質感で筆跡が残ります。)
白い絵の具でハイライトを乗せても花瓶の丸さが強調できていいですね!
テーブル→花瓶の順番で背景の厚紙に木工用ボンドで貼り付けます。
⓸ひまわりを描く(クレパス)
いよいよひまわりを描きます!
生徒さんに聞いても「やっぱり難しそう」とのこと。。。
あるツボさえ押さえてしまえば、子供達でも全く難しくはないのです!
デッサンの基本もそうですが、いきない細かい部分から描いてしまうと
余程絵に自身がる人を除いて、全体の構図を見失い描いている途中で混乱してしまいがちです(笑)
全体の構図を決めてから細部を描きます!
今回の「ひまわり」では、ひまわりの中心部分(種となる色の濃い円形部分)の円をクレパスで先に描きます。
(クレパスは茶系がいいですね!)
ゴッホの構図を真似てもいいですし、生徒さんが好きな構図を選んでももちろんOKです!
中心の円の部分が決まれば、円の中心から外に向かって「花びら」を描きます!
綺麗に描く必要はなく、うねったり・直線的だったりイキイキと描くことが大事です!
(実際ゴッホが描くひまわりは、花びらが散って枯れかけているもの多いですが(笑))
花びらが重なっても気にせず勢いよくドローイングします!
⓹ひまわりを描く(絵の具)
いよいよ色付けです!
先程描いた花びらの線に、黄色系(少し茶色を混ぜたり、ハイライトは白を混ぜたり)の絵の具で
内から外に向かってペイントします。花びらの先は筆を滑らかにはらうように動かすといいですね!
続いては、ひまわりの中心・円形部分をペイントします。
黒に近い茶色でペイントします。筆は勢いよく円を描くように動かしたり、ドットを描くように動かしたり
組み合わせて描くといいですね!
最後に葉っぱや茎の緑をペイントして完成です!
額縁をつけたい生徒さんは、ラッピング用のゴールドアルミ紙を使って豪華なフレームをつくりました!
世界にひとつの新たな「ゴッホのヒマワリ」が子供達の手によって誕生しました!
ご自宅で長く飾っていただける作品となりましたら嬉しく思います♪