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【マーブリングでオリジナルノートを作る!】トルコの伝統技法エブル

2019年9月21日

【マーブリングでオリジナルノートを作る!】トルコの伝統技法エブル

【2019/9/21モネスク教室風景(土曜ワークショップクラス)】

今回のワークショップクラスではトルコの伝統的な絵画技法「エブル(マーブリング)」で
美しい模様をつくり、世界に一つだけのノートを作りました!

日本では墨流しとも呼ばれる「マーブリング技法」は
水(水溶液)に専用のインクを落として(細い棒やくしなどで)模様をつくり
その模様を紙に写し取る技法です。トルコの方々にとって「エブル(マーブリング)」は
とても馴染み深い伝統技法です。イスラムの経典・コーランなどの書物を装飾する為の
装飾技法でオスマン帝国の時代から続いている伝統的なアートです!

偶然生み出される美しい模様は二度と同じものはできなそんな
世界に一つだけの模様を子供達に体験いただきました!

製本の簡単な仕組みを体験いただく為
まずはノート作りからスタートです!

今回がA4サイズの紙を半分に折り(6枚程使用しました)、角をしっかりと揃えてホチキスで留めます。
(A5サイズのノートになります)

表紙は厚手のA4画用紙を使用、半分に折ってノートを包み込むように表紙として取り付けるため
ページが表紙から飛び出してしまうため、中ページのA4サイズの用紙は予め1cm程
カットしておくと良いです。

今回は、より鮮明な模様を定着させる為
水溶液の必要のない(水で使用できる)「マーブリング専用絵の具」を使用しました。

(以前木曜サイエンスアートクラスでは、水溶液をPVA洗濯糊を使用してつくり、
絵の具はアクリル絵の具を使用し実験・制作をしました!)

バットに水をはり、好きな絵の具を2~3滴垂らします。
また別の色を落とし、波紋のように広がる絵の具に竹串などを使って模様を描きます。
ストローで息を吹きかけるとまた面白い模様ができます!

そっと画用紙を水面に乗せて(端の方までしっかりと)ゆっくりと引き上げます。
生徒さんそれぞれ異なる美しい模様が次々に生まれました!

専用絵の具はしっかり定着しているので、新聞紙やペーパータオルなどで
水気を取り、乾かしました。

乾いたところで先程のノートを挟み込むようにカバーします。
ホチキスで留めて、留めた部分にはカットした部分は「シールタイプの貼れる布」で
しっかり貼り付けて完成です!

今回はさらに生徒さんに新しい技法に挑戦いただきました!
クレパス(クレヨン)をアイロンで溶かして描く技法です!

おろし器(大人の方はナイフなど)でクレパス(クレヨン)をすりおろします。
画用紙の上に好きな色の細かいクレパスを乗せます。
トレーシングペーパー(キッチンペーパーなど)を乗せてアイロンをのせ
熱を加えます。するとクレパスの主成分であるロウ(やオイル)が溶け出し
美しい模様が生み出されます!こちらもマーブリング同様、偶然生まれる
色彩豊かな模様を楽しんでいただきました!

模様は、花やクジラなどに見立てて絵を書き足す生徒さんも!
溶かしたクレパスの模様にさらにマーブリングを施し海の中を泳ぐクジラとなりました!

普段なかなか経験することのないアート技法に触れていただき
沢山の素敵なノートを持ち帰りいただきました!

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