2019年も残り約3週間となりました！モネスクは毎年干支をモチーフにしたオリジナルの年賀状を制作していますが
今回のワークショップクラスでは、来年2020年（令和二年）の干支「子（ネズミ）」をモチーフに
世界に一つの年賀状イメージををつくりました！

代表作「スイミー」で知られるレオレオニさんの
もう一つの人気絵本「フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし」
谷川俊太郎さんの詩的な文章と、切り絵で表現されたユニークなねずみ「フレデリック」の物語です。
今回この切り絵の表現をベースに、いろんな素材を使ってフレデリック風の年賀状イメージに挑戦します！

⓵石垣を描く

まず最初に背景からスタート！ねずみが立っている石垣から作りはじめます。
（年賀はがきの比率とほぼ同じなので）A3サイズの厚紙をそのまま使用します。
茶系の色画用紙を適当なサイズでカットして、木工用ボンドで貼り付けます。
その上に石の形にカットしたサンプル紙を張り付けて石垣を表現します。

今回用意しました、サンプル紙は筆跡をあらく残し絵の具でペイントしたイメージから
生徒さんが好きな色味個所を選び、いろんな石の形やサイズにカットし貼り付けます。
パレットには茶色・白色・黒色・赤色・黄色・青色をのせ
白をベースに適当に配分を変え、勢いよく平筆でペイント（紙は筆跡が残りやすいコピー用紙を使用しました）
グレイ系ペールトーンでレオレオニさんの落ち着いた温かみのある原画風の色調にしました。

大きい石や小さい石、丸や三角、石の敷き詰め方も生徒さんそれぞれによって異なります！

⓶木を描く

木は茶色の画用紙を好きな形にカット（破ってもいい質感でOKです！）のりで貼り付けて枝も表現します
葉っぱは、スイミーでもレオレオニさんがよく使う技法、転写スタンプで表現します。
プラスチック板を葉っぱの形にカットしたものに、取っ手（布テープでつくりました）をつけます。
そこに水を少し控えた緑の絵の具を筆でしっかりと塗り、スタンプします。
練習をしていよいよ、本番スタンプです！スタンプする位置を考えながらデザインしました！

⓷ネズミをつくる

いよいよネズミのキャラクターをつくります！
今回初めて使ってみました「フェルト生地」毛羽だって柔らかい表現ができますね♪
好きなフェルトの色を選び、鉛筆で胴体、耳、手、尻尾などを下書き、ハサミで切り抜きます。
目の部分は少し細かい作業となるので、白い画用紙に目を描いて、まぶたはクラフト紙に描き
それぞれを切りつき合わせます。フレデリックを象徴する赤い花は、お好みで！
木工用ボンドでしっかり張り合わせます！

⓸仕上げ

日本の伝統模様がデザインされた千代紙を用意しました、好みでカットしてコラージュでデコレーションします！
「2020　Happy New Year!」など英語にも挑戦しました！どのスペースにデコレーションし文字を入れるか
楽しみながらもこれもデザインの勉強ですね！

生徒さんそれぞれの個性が光る、ねずみのキャラクターが可愛い、世界にひとつの年賀状イメージが完成しました！
ご家族には年賀状画像データとしてお送りしました。一年を締めくくる、また新しい一年を迎える
そんな節目の思い出として、お子様の作品が年賀状として、またご自宅で鑑賞される作品となりましたら嬉しく思います！